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M8.7/2Bフレア (2012/01/23 03:38UT)
2012年1月23日3時38分UTに発生したM8.7/2Bフレア(N28W21)に伴って、2003年10月以来の太陽高エネルギー(プロトン)粒子の増加が観測されましたプロトンフラックスは、24日15時30分UTに最大6,310PFUとなりました。(ただし、エネルギーが100MeVを超える粒子のフラックスは最大2.3PFU程度でした。)このフレアに伴うCME影響は24日の15時3分UTに地球に到来しましたが、CMEの方向が北にずれていたため、地磁気の乱れはそれほど大きくありませんでした。
また、2012年1月27日17時37分UTにX1.7/1Fフレア(N29/W88)が発生しました。このフレアに伴う太陽高エネルギー粒子のフラックスは、28日2時5分UTに最大796PFUになりました。
1967年以降に観測された大規模な太陽高エネルギー粒子現象(ピークフラックスによる)
1 1972/08/04 86,000(PFU)
2 1991/03/24 43,000(PFU)
3 1989/10/20 40,000(PFU)
4 2001/11/06 31,700(PFU)
5 2003/10/29 29,500(PFU)
6 2000/07/15 24,000(PFU)
7 2001/11/24 18,900(PFU)
8 2000/11/09 13,300(PFU)
9 2001/09/25 12,900(PFU)
10 1994/02/21 10,000(PFU)
11 1989/08/13 9,200(PFU)
12 1989/12/01 7,300(PFU)
13 2012/01/24 6,310(PFU)*
14 2005/01/17 5,040(PFU)
15 1992/05/09 4,600(PFU)



