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2023年12月14日にXクラスフレア発生

太陽面北緯4度西経53度の活動領域13514において、2023年12月14日17時2分(UT)にXクラス(X2.8)の太陽フレアが発生しました。STEREO探査機の観測によると、この太陽フレアにともない、秒速800km以上と推定されるコロナ質量放出(CME)が放出されました。今後数日間、地磁気および電離圏への影響が発生する恐れがあります。GOES衛星によると、静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスの上昇が観測されていますが、現時点では10PFUは超えていません。

(上) SDO衛星/可視光観測による12月14日16時30分(UT)における太陽表面の黒点の様子。太陽面西側の活動領域13514で12月14日(UT)にXクラスの太陽フレアが発生した。
(下) GOES衛星による12月9日〜15日(UT)のX線フラックスの観測値。図中の矢印がXクラスの太陽フレアの発生を示す。