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2024年12月8日にX2.2クラスフレアが発生

2024年12月8日9時6分UT(日本時間8日18時6分)に、太陽面上の活動領域13912(図1)おいて、X2.2クラスフレアが発生しました(図3)。この太陽フレアは日本時間で日没後に発生したため、国内でデリンジャー現象は確認されませんでした。また、高エネルギー粒子の増大もありませんでした。この太陽フレアに伴い、コロナ質量放出(CME)の発生がSOHO探査機により観測されました(図2)。しかし、このCMEは地球方向への放出ではなかったので、地球の地磁気および電離圏への影響は確認されませんでした。

(1) NSO/GONGによる12月8日11時24分UTの太陽表面の黒点の観測画像。丸で示した部分がXクラスフレアを起こした活動領域。
(2) 探査機SOHOによる12月8日10時00分UTごろの太陽コロナ観測画像。
(3) GOES衛星による12月5日〜12日UTの太陽X線フラックスの観測値。図中矢印がXクラスの太陽フレアの発生を示す。