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2026年2月1日~4日にかけてX8.1を含むXクラスフレアが6回発生

2026年2月1日~4日にかけて、活動領域14366にて6回のXクラスフレアが発生しました(表1、図1)。当該期間に発生した太陽フレアの最大規模は、2月1日23時57分UT(日本時間2日8時57分)に発生したX8.1フレア(表1 No.2)でした。

No.

発生日(日本時間)

発生時刻(日本時間)

規模

1

2026年2月1日

21時33分

X1.0

2

2026年2月2日

8時57分

X8.1

3

2026年2月2日

9時36分

X2.8

4

2026年2月2日

17時14分

X1.6

5

2026年2月3日

23時08分

X1.5

6

2026年2月4日

21時13分

X4.2

表1:2026年2月1日から4日にかけて発生した大規模(Xクラス)太陽フレア一覧

図1:静止軌道衛星GOES(米国NOAA)により観測された1月30日~2月5日UTの太陽X線フラックスの観測値

図2:SDO衛星/白色光観測による活動領域14366の画像(左)と、GOES衛星/太陽紫外線観測によるX8.1太陽フレア発生時の様子(右)

X8.1フレア(図2)に伴い、日本時間2日9時から10時にかけて、日本各地でデリンジャー現象が発生しました。また、太陽の北東方向へコロナ質量放出(CME)が発生しました(図3)。地球近傍に位置する探査機DSCOVRによると、4日14時UT(日本時間23時)頃に衝撃波が観測され、このCMEが地球周辺に到来したことが確認されました(図4)。太陽風速度は290 km/s前後から470 km/s前後、磁場強度は11 nT前後から24 nT前後へ上昇しました。磁場の南北成分は一時-17 nT前後の非常に強い南向きの状態となりました。気象庁地磁気観測所(柿岡)によると、2月4日15時4分UT(日本時間5日0時4分)に急始型地磁気嵐が発生し、5日20時UT(日本時間6日5時)頃に終了しました。この地磁気嵐に伴う地磁気水平成分の最大変化量は約92 nTでした(図4)。この地磁気嵐は、前述のCMEの到来に伴い発生したものと考えられます。

図3:探査機SOHOによる2月2日4時12分UTごろの太陽コロナ観測画像

図4:探査機DSCOVRによる2月3日~9日UTの太陽風磁場(上段)と太陽風速度(中段)の観測値、および気象庁地磁気観測所(柿岡)のK指数(下段)。K指数は地磁気変動の活動度を表す指数の1つ。