トピックス詳細
2026年6月3日にX1.0フレアが発生
2026年6月3日にXクラスの太陽フレアが発生しました。Xクラスの太陽フレアの発生は、2026年4月24日以来、40日ぶりです。
2026年6月3日11時28分UT(日本時間3日20時28分)に、太陽中央付近の活動領域14455(図1左)でX1.0フレアが発生しました(図1中央および図2)。この太陽フレアは日本時間で夜間の発生だったため、国内でデリンジャー現象は観測されませんでした。
探査機SOHOの観測により、この太陽フレアに伴うコロナ質量放出(CME)の発生が観測されました(図1右)。地球近傍に位置する探査機ACEによると、6月5日5時UT頃(日本時間5日14時頃)に衝撃波が観測され、同じ活動領域からの別のフレアに伴い放出されたCMEとともに地球周辺に到来したことが確認されました(図3上)。
その後、太陽風速度は500 km/sから730 km/s、太陽風磁場強度は12 nTから20 nTの間で推移しました。太陽風磁場の南北成分は時折-14 nT前後の強い南向きの状態となりました。気象庁地磁気観測所(柿岡)によると、6月5日5時5分UT(日本時間5日14時5分)に急始型地磁気嵐が発生しました。この地磁気嵐に伴う地磁気水平成分の最大変化量は103 nTでした。この地磁気嵐における最大K指数は、6月5日12〜15時UT(日本時間5日21~24時)に観測されたK=5でした(図3下)。
現在、活動領域14455はすでに太陽面裏側に回り込んでおり、今後の当該活動領域の活動が地球に影響する可能性は低いと考えられます。